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IoT SIM の日次データ通信量が指定したしきい値を超えた場合、過去5日間の通信量とまとめてメールでお知らせします。しきい値の超過はイベントハンドラーの利用を前提としています。

概要

このアプリテンプレートは、お客様(オペレーター)が保有する IoT SIM のデータ通信量がしきい値を超えたら過去5日間のデータ通信量をあわせてメールで通知します。このアプリがあると以下のことに役立ちます。

  • データ通信量の変動を追跡
  • 意図しないデータ通信の発生を監視
  • 予算の可視性を維持

送信先のメールアドレスやメールの内容、しきい値は設定により変更できます。

メールの例

送信されるメールは以下のような内容です:

Operator: OP0012345678 のデータ通信量が指定の値を超えました。
過去5日間のデータ通信量は以下のとおりです。
2025年6月11日: アップロード 149 MiB, ダウンロード 402 MiB
2025年6月12日: アップロード 166 MiB, ダウンロード 1089 MiB
2025年6月13日: アップロード 70 MiB, ダウンロード 181 MiB
2025年6月14日: アップロード 103 MiB, ダウンロード 828 MiB
2025年6月15日: アップロード 65 MiB, ダウンロード 478 MiB
2025年6月16日: アップロード 255 MiB , ダウンロード 81 MiB
  • 小数点以下は切り上げて表示しています。

Flux アプリを実行した場合の概算費用

このテンプレートから作成した Flux アプリを実行する場合の概算費用は以下の通りです。

  • データ通信量をしきい値としたイベントハンドラーが 1 日 1 回実行されると、当 Flux アプリは月に最大で 31 回イベントが実行されます。SORACOM Flux の Developer プランでは 10,000 イベント/月まで無料で利用いただけます。10,000 イベント/月を超過した場合はイベントあたり 0.11 円が発生します。

本記載は概算であり、実際の利用状況によって変動します。 正確な料金はSORACOM のサービスページおよびユーザーコンソールから利用明細をご確認ください。

事前の準備

このテンプレートをデプロイする前に、以下を準備してください。

  • メール設定: 検証済みの送信先メールアドレス

詳細はソラコムのドキュメント メールアドレス を参照してください。

アプリの作成

アプリ作成時点で送信先メールアドレスを設定できます。 [メールアドレスを選択する]ボタンから検証済みの送信先メールアドレスを選択してください。

アプリの作成後に行うこと

イベントハンドラーの設定

データ通信量をしきい値としたイベントハンドラーを設定します。

イベントハンドラーの設定はソラコムのドキュメント イベントハンドラー を参照してください。ルールに グループ / オペレーターに紐づく全 IoT SIM の日次データ通信量合計が一定を超えたら実行、アクションに 指定の URL にリクエストを送るを設定します。 URL はイベント入力チャネルの Incoming webhook の URL を指定します。

Incoming webhook の URL の確認

  1. イベント入力チャネルをクリックします。

  1. Webhook URL を表示するをクリックします。

  1. Webhook URL をコピーします。

コピーした Webhook URL をイベントハンドラーのアクションに 指定の URL にリクエストを送るに設定してください。

アプリのカスタマイズ

メール通知アクションの設定画面でメールメール送信先、本文のテンプレートを変更できます。

  1. Flux Studio から[EMAIL 通知]アクションをクリックします。

  1. [CONFIG]からメール送信先、本文を更新します。

トラブルシューティング

うまく動かない場合はアプリの実行履歴を確認してください。詳細は 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する を参照してください。

ユーザーコンソールでこのテンプレートを試す